10程前から団塊世代の大量退職が話題になっていました。

実際は継続雇用などで60歳を過ぎても働き続けるケースが多く、実際に退職者が多くなったのは2.3年前のようです。

 

その団塊の世代ですが、平均寿命が80歳を超える時代、まだまだ元気ですよね。

団塊の世代は、登山ブームでアウトドア関連の消費を押し上げたり、孫の為にと財布のひもを緩めくれています。

もちろん日本経済にとって良いことで、企業はこの動きを歓迎しています。

しかし一方では「団塊世代は恵まれ過ぎ」という冷ややかな目もあるようです。

『モーレツサラリーマンとして日本の高度成長時代を築いたのに批判されるのか』

そうぼやく声も聞こえてきそうです。

ですが不景気で就職難の若者や、妻と共働きで家事も子育ても平等にこなすパパから見れば

仕事一筋にモーレツサラリーマンをやれた時代はそれだけで羨しいのかもしれません。

 

70年代の失業率はわずか2%でした。

今は10%近くあります。

若者の就職難を作ったの原因のひとつでもある・・・と言ったら言い過ぎかもしれないですが、

バブル崩壊の後、人件費削減の名のもとにリストラを実行していったのはこの世代です。

団塊世代の方の中にも、病気や会社の倒産など個人個人で見れば不遇の方もいらっしゃると思います。

ですが全体的な「団塊世代」として見た場合、経済的に恵まれているといっていいと思います。

『今になって昔の好景気の事を言ってもしょうがないじゃないか』

景気に関して言えば、その通りです。

では景気以外での団塊世代はどう見えるのでしょうか?

 

ここで再度申し上げたいのですが、

団塊世代が恵まれているのは時代が良かっただけではなくその世代の方々が頑張ったからです!

ですが社会全体として、福利厚生が進んだことも事実です。。

モーレツ社員達は有給などは使えなかったかもしれませんが、年金や医療の分野はどんどん法整備が進みました。

その恩恵を、今まさに年金という形で享受していることでしょう。

年金を払った額より受け取る額の方が多いのは1955年生まれまでと言われています。

(物価上昇率や運用率によるので一概には言えないですが)

それ以降に生まれた人は、支払った額より受け取る額が少なくなります。

医療に関しても、現役世代が給料から天引きされる健康保険料・介護保険料は年々増加しています。

現役世代の負担が増えたのなら、高齢者の保険料の自己負担割合が上がるのもやむを得ないはずです。

もちろん、現役を退いた方たちですから病気の方などへの配慮は必要です。

ですが、世代間格差を是正しないと若者の不満は高まるばかりだと思います。

 

 

ではどうすればいいのか?

なんて難しいことは分かりませんが、若者と上の世代の対話がもっと必要な気がします。

残念なことに人間は「されたことを他の人にもする」生き物です。

このまま若者と団塊世代との格差を放置してしまうと、若者世代がその下の世代のことを考えなくなってしまうかもしれません。

今の若者は「団塊世代の遺産」ともいうべき恩恵があります。

 

ですが、その恩恵も社会保障費の増加などで10年後には枯れてしまうでしょう。

そうすると、今の子供や赤子たちの世代はより厳しい環境に置かれてしまいます。

 

今ならまだ間に合うはずです。

 

その第一歩が団塊世代と今の若者との対話ではないかと考えます。

 

 

 

 

ライフプラン応援事務所の横山でした。