こちらではしばらく、意外と知らない様々なお金の制度を分かりやすく解説していきたいと思います。
初回の今日は、住宅ローン控除とすまい給付金の概要をお伝えします。

家は大きな買い物になるため、通常は住宅ローンを組みます。家は欲しいけど何千万円という借金を抱えるのは怖い、という人も多いです。実際何十年も借金を返し続けるわけですから、途中で病気や倒産など予期せぬ事態も起こり得るわけです。

逆に繰上返済を行って予定より早くローンを返済する可能性もありますし、どう転ぶかはわかりませんが、慎重に決断する必要があるのは確かです。
長期間、かつ高額の借金である住宅ローンだからこそ、取得者の負担感を減らす政策があります。

住宅購入にかかる2大給付金といえば「住宅ローン控除」と「すまい給付金」です。

両者の概要と相違点について解説します。

住宅ローン控除とは

借入差残高✕1%が所得税から戻ってくるという制度です。借り入れ残高はその年の年末残高で判断します。たとえば年末残高が3,000万円の場合は

【3,000万円✕1%=30万円】

で30万円が戻ってくることになります。

ただし、払い込んだ所得税から還付されるため、所得税の納付額が上限になります。
また、住宅ローンが対象のローンですので、住宅ローンを組むこと、借り入れ期間が10年以上であることなどの条件が必要です。

すまい給付金とは

2019年までの時限措置ではありますが、条件を満たせば最大30〜50万円の給付を受けることができます。

消費税が5%から8%へ上がったのは記憶に新しいですが、更に2017年には10%への増税が予定されています。(2016年5月現在)
消費税増による住宅取得者の負担を減らす、増税による不動産市場の冷え込みを緩和する、この2点のために所得に応じて給付金が受給できるのがすまい給付金です。

住宅ローン控除と異なり、住宅ローンを組まない現金取得者も利用可能ですが、その場合は取得者の年齢が50歳以上でなければいけません。また、個人から中古住宅を買う場合は消費税が発生しないためその他の要件を満たしていても制度を利用できません。中古物件を購入する際は売り主が不動産会社なのか、個人なのかしっかり確認しておきましょう。

併用は可能?両者の違いは?

「住宅ローン控除」と「すまい給付金」は併用が可能です。ただし、要件や申請方法が異なるため別途手続きが必要です。

両制度の違いとしては、住宅ローン控除は借り入れ残高と所得税を軸とした制度のため、借入額と所得が多い人ほどを還付金が大きいといえます。
逆にすまい給付金は所得に応じて給付額が決まり、所得の低い人のほうが額が大きくなります。両者を併用することで、所得の高低に左右されず制度の恩恵を受けることができるといえます。

ただしそれぞれ要件が違うので、必ずしも両方利用できるとは限りません。

住宅購入を考えている人は、早めに要件をチェックしておきましょう。

後日、各制度の内容をアップいたしますね。

最後までお読みいただいてありがとうございました。